ドローンとは「無人航空機」の事を指します。簡単に説明すると、「空を飛べるが、人が乗って操縦しない機体」の事です。飛行機やヘリコプターは「有人航空機」と呼ばれます。またマルチコプターとも言われ3つ以上のローターを搭載した回転翼機のこと指します。
ドローンの名前の由来
ドローン（DRONE）という英単語は、元はオスの蜂を指す言葉です。マルチコプターが飛行の際にプロペラから出る「ブーン」という音が蜂の飛ぶ時の羽音に似ていることから、「ドローン」と呼ぶようになったという説があります。
ドローンの種類
狭義のドローンは小型無人航空機ですが、広義では遠隔操作や自動操縦が出来る機体全般を指す場合があります。代表的な物を紹介します。
マルチコプター型ドローン
一般的なドローンがこの形だと思います。複数のローターを回転させることで揚力を発生させます。(一般的なのは4枚)GPSやジャイロセンサーのデータを統合し、姿勢制御や高度維持、自動運転などを行う機体も登場しています。ローターの数により、クアッドコプター（ローター4つ）、ヘキサコプター(ローター６つ)、オクトコプター(ローター８つ)等と呼ばれる場合もあります。
固定翼型ドローン
重量物を搭載し長距離を飛行するのに秀でているのは固定翼ドローンです。重量が軽いので長い距離で数㎞～100㎞の距離を移動することができます。自動操縦も可能で輸送から、広大な土地の測量などに使用されています。
水中用ドローン
ドローンは「無人航空機」を指す言葉ですが、水中を移動する無人機も「ドローン」と呼ばれています。水中撮影を楽しんだり、船舶やダム、橋などの点検や海底調査などに使用されています。
産業用ドローン
農薬や肥料散布に使われる「Agras MG-1]や整備点検用の「MATRICE]等、多くの産業ドローンが開発されています。これらは一般的なものに比べ大型であることも特徴の一つです。また様々な部品を装着できることも可能です。
レース用ドローン
上記で搭載したドローンとは異なる性質を持つドローンです。ドローンレースを目的として制作された機体です。最高速度130㎞以上出せる機体もあり空中で競争することができます。バッテリーは小さいですが音もスピードも迫力が違います。
その他ドローン
現在各企業が様々なドローンを開発しています。壁に登れるドローン、壁ぶつかっても落ちないドローン、塗装できるドローン、音が出るドローン等、多種多様のドローンがあります。色々と探すことでお客様ニーズに合ったドローンも見つかるかもしれません。